会の趣旨と目的

地域をつくるITの会@くまもとが生まれた理由

熊本には、阿蘇の山々や天草の海、山里の棚田など、美しい風景が広がっています。私が小学生の頃は、みんなと公園で鬼ごっこや野球をして遊び、商店街で買い物をし、田舎に帰ると、ザリガニ釣りをしたりしていました。しかし、現在では、あまりそういう風景を見ることがありません。多くのお店のシャッターが閉まり、農業の後継者不足もよく耳にするようになり、都市と地方との賃金格差が進み、若者は都市へ流れ、町には寂しさが漂っています。

デジタル化が進み、経済や情報がスマホの中で回る時代。地域活性化のために、ITの力を活用することが求められています。ITを通じて地域に新たな可能性を提供し、デジタル世界で地域の魅力を発信すれば、人々にも足を運んでもらえます。

「地域をつくるITの会@くまもと」は、この課題に対し、地域活性化のためにITを駆使して地域の力を引き出し、未来へと繋げていこうと立ち上げられました。

会の趣旨

地域をつくるIT@くまもとは、IT事業者と地域事業者が共に集まり、熊本の未来について考え、学び、地域課題を解決するために行動する場です。

オンラインビジネスが無限の可能性を秘めている一方で、地域社会とのつながりが薄れ、孤立感や地域貢献への意識が薄まりやすい時代だからこそ、この会では、地域の一員としての意識を再確認し、地域に目を向けた新しい働き方や価値観を模索します。

この会では、地域企業や住民との協力を通じて、ITの力を活かし、地域が抱える課題を解決し、熊本の活性化に貢献することを目指します。競争ではなく共創を大切にし、様々な立場やバックグラウンドの方々が、共に地域の未来を考え、実践的なプロジェクトに取り組むきっかけを提供します。

目的

学び × つながり × 地域創生

学び

これからIT事業を始めたいと考えている方や、成長を目指す事業者が地域づくりを共に学び、持続可能なビジネスの基盤を築く場をつくります。

つながり

メンバー同士や地域の企業、自治体とのつながりを深め、相互サポートや実践的なプロジェクトを生み出します。また、メンターや外部のパートナーと連携し、知識や経験を共有することで、IT事業者の成長と地域活性化を目指します。

地域創生

メンバーが営むIT事業の中で、ITを活用して地域の課題を解決し、10年後100年後の地域の未来に貢献することを推進します。